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ダイカエコシンナー

ダイカエコシンナー

ダイカエコシンナーのご提案

『シックハウス症候群』(注1) に対しての新聞報道が相次いでいます。

塗装関連では、オフィス家具製造の大手メーカーがシックハウス対策として、天然素材の採用や水系塗料への変換、対象化学物質である芳香族炭化水素(トルエン、キシレン)を含まない『ノントルエンシンナー』への転換、移行が進み、製品に対する残留溶剤の検査基準の強化も積極的に取り組まれております。

また、印刷業界においても『シックハウス』の重症例である『化学物質過敏症=シックスクール』の問題で、教科書の印刷に使用されるインキや、希釈用溶剤が教科書に残留し、健康被害を誘発するとされ、業界が確認、対策を検討中です。

行政も地球温暖化防止対策として、環境省が環境税(炭素税、温暖化対策税)の具体案作成をスタートし、石油などの化石燃料に対して新たに課税する方向で検討を進めています。

このように社会情勢として環境保護、低毒性化への対応が進んでいます。

大商化成株式会社もその一端を担おうと環境対策商品への取り組みとして、塗料の水性化や、廃棄物の処理法、法規制などあらゆる局面を想定、検討しました。その結果、設備変更による負担増、コストアップ、作業性等を鑑み、当社のノウハウを生かす方法として商品の低毒性化が最善の方法と考え、低毒性溶剤『ダイカエコシンナー』を提案いたします。

『ダイカエコシンナー』とは?

ダイカエコシンナー

『ダイカエコシンナー』は従来シンナーの代表的成分であるトルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素を低毒性の水添溶剤(注2)に置き換えた新しいタイプの溶剤で、乾燥性、溶解性に優れ、作業の効率アップが図れます。

低沸点成分については、低毒性で、環境規制対象外の脂環式炭化水素(ナフテン)系溶剤のメチルシクロヘキサン(MCH)を主成分とし、中沸点、高沸点成分についてはC9,C10系炭化水素混合水添品を主成分として配合する事により適度な乾燥性と作業性を両立させました。

その他成分につきましても、EO系グリコール類から、PO系グリコール類への転換を行い、PRTR法(環境省・経済産業省)はもとより、有機則についても非該当化や、第2種有機溶剤から、第3種有機溶剤への適用が可能です。

ローリーによる大量買付けを行い、コストダウンを図っていますが、現状では低毒性溶剤そのものの需要が低く、従来比1.5倍から2倍程度のコストアップになります。
しかしながら、社会情勢としての低毒性化への移行が進み、需要が増加する事によって単価は下がるものと推測されます。

標準品のほか、多様なニーズに合わせたオーダーメイドも可能です。貴社におかれましても自然環境の保護と、健康面への配慮は避けて通る事のできない問題であります。この機会に是非ともご検討ください。

ダイカエコシンナーカタログ

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注1:シックハウス症候群=化学物質過敏症とは、住宅や家具等に使用される接着剤などから発生する化学物質(残留溶剤等)によって引き起こされるアレルギー症状の事で、気密性の高い建物や、新素材の採用により被害者が増加しています。

注2:水添溶剤とは、芳香族炭化水素系溶剤を水素で還元することによって得られる、脂環式炭化水素(ナフテン)系溶剤の事で、毒性が低い事が特徴です。また、光化学反応性が低く、大気中に放出しても光化学スモッグの原因となりません。

※上記以外にも、ご要望に応じたエコ商品を、ご相談に応じて開発致します。